【パルワールド】マルチプレイ専用サーバー構築方法-conoha vps / Linux Ubuntu構築編コマンド(簡単コピペ)
2024.02.10更新
動画解説
パルワールドとは
パルワールドとは、広大な世界で不思議な生物『パル』を集めて、戦闘・建築・農業を行わせたり、工場で労働させたりする全く新しいマルチ対応のオープンワールドサバイバルクラフトゲームです。
マルチプレイでプレイヤー同士で協力して遊べたり、PVP(Player vs Player)※今後実装予定とのこと
で敵対しながら遊ぶことも可能です。
初心者でも簡単にマルチで遊ぶ為の専用サーバーを構築する方法をご紹介致します。
ご紹介するサーバー構築方法はレンタルサーバーを利用致します。
- 専用サーバーとは
- パルワールドは、一人でプレイすることもできますが、複数人で一つのワールドにログインして、同時にプレイする「マルチプレイ」が可能です。
ローカルネットワーク内であれば他の人がプレイしているPCに直接ログインすることも可能です。
24時間いつでも好きな時にプレイする場合、マルチプレイ用の「専用サーバー」を別途構築することが必要となります。
専用サーバーに必要なスペック
CPU | 4コア (推奨) | 4コア (推奨) |
メモリ | 16GB以上 (1~4人を想定) 起動は可能ですがプレイを進めるほどメモリ不足でサーバーがクラッシュする可能性が高ま | 32GB以上 (5人以上を想定) 安定したサーバー稼働には必要 |
ネットワーク | UDP Port 8211 (デフォルト) をポート開放 | UDP Port 8211 (デフォルト) をポート開放 |
conohaレンタルサーバーのアカウントを作成する
サーバーを構築する前にアカウントを作成していきます
- 「conoha VPS」とは
- 「ConoHa」は国内で運用されるレンタルサーバーをサービスとしている企業です。
親会社はインターネット事業を展開しているGMOとなります。
WordPress製サイトの作成はもちろん、その他ゲームのマルチサーバー構築にもオススメです。
費用と期間を抑えて遊ぶ際に時間貸しでのレンタルが可能なのかconohaの利点となります。
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レンタルサーバーの違いに関しては下記過去記事よりご参照ください。
VPS Ubuntuのレンタル
アカウント作成時にサーバーの契約も可能ですが、契約後サーバーを追加する方法となります。
①サーバーの種類を「VPS」を選択
②イメージタイプはUbuntuを選択
③料金タイプは任意の期間を選択
※時間貸しは割引がないので、割引が効く1ヶ月以上がおすすめ
④プランは「16GB以上推奨」
※8GBでも起動はできますが、マルチサーバーの場合参加人数次第で容量を上げることを推奨します
⑤rootパスワード
⑥ネームタグ ※任意の名前を入力
内容をか確認して「追加」ボタンを押すとサーバーのレンタルが開始されます。
僕自身は構築だけなら、4GBで作業できるので構築完了後にプランを上げてます。
わからなくなった時にすぐリセットするためです。
レンタルしたサーバーが起動すると、「サーバー」欄からステータスが確認できます。
起動中になれば利用が可能な状態です。
セキュリティの設定
サーバーのセキュリティー設定を変更してあげます。
Conohaのサーバーから「セキュリティ」→「セキュリティグループ」を選択して右上の「+セキュリティグループ」で新規で追加をします。
セキュリティ名は任意で設定して、「+」で通信方向「In」を追加します。
その際にIP/CIDRは「0.0.0.0/0」を入力しておきます。
セキュリティグループを追加したら、再度追加した自身のサーバーのネームタグからサーバーの詳細画面にいき、セキュリティグループを追加します。
この際に「default」は消さずに、先程追加したセキュリティ設定のみを追加して保存します。
ここまでで、レンタルしたサーバーの設定は終了です。
次にレンタルしたサーバーにパルワールドのデータをインストール設定していきます。
事前にダウンロードしておくソフト
下記の方法で私は作業しているので、ソフトウェアーのインストールをしておいてください。
Tera Termのダウンロード
「Tera Term」定番のターミナルエミュレーター – 窓の杜 (impress.co.jp)
WinScpのダウンロード
「WinSCP」SCP/SFTP/FTPS対応のFTPクライアント – 窓の杜 (impress.co.jp)
Linuxサーバーの構築手順
Tera Termへのログイン方法
Tera Termを開くと下記のようなウィンドウが開きます。
ホストには契約したIPアドレスを入力してOKして進みます。
(初回は別ウィンドウが開きますがそのまま継続で進める)
ログインできたら、ユーザー名には「root」を入力
パスフレーズにはXserver VPSで設定した「rootパスワード」を入力してOKで進みます。
ログインが完了すると下記のようなコマンドウィンドウが開きますので、この画面が開いたらパルワールドに必要なデータをコマンド入力してダウンロードしていきます。
コマンド入力(コピペ手順)
ファイアーウォールの設定
ファイアウォールの設定をしていきます。
上記コマンドをうつと(y|n)?とでるので「y」ですすめます。
Firewallの設定がアクティブになりセットアップが進められます。
ポート番号TCP22をファイアーウォールに追加
ポート番号UDP8211をファイアーウォールに追加
ファイアーウォールを閉じます
ファイアーウォールのステータスを確認します。
下記のようになってればOKです。
steamCMDをインストール
下記のコマンドを「コピーする」ボタンを押して、Tera Termへ貼り付けます。
貼り付けの際は 編集(E)から貼り付けも可能です。
Do you want to continue?[Y/n] ※日本語の場合は「続行しますか?」と表示されます
という文字がでるまで放置
Yを押してenterで進めます
Configring steamcmd の画面が表示されます。
「 Tab ボタン を押して」 → OK に合わせてを エンターキーを押して進めます。
了承を得る選択画面が表示されるので 「 I Agree 」で進めます。
Deamons using outdated libraries というウィンドウが開きますがそのまま「OK」で進めてください。
steamCMDのインストールは以上です。
Gamedigをインストール
Gamedigはゲームサーバーの監視ツールです。Ggamedig – LinuxGSM_
ユーザーアカウントとフォルダーを追加
作業管理者がrootのままだとゲームが起動させられなので、ユーザーアカウントに「pwserver」を追加いたします。
adduser pwserverを入力後は図のような画面が表示されます。
/homeにpwserverのフォルダー(ディレクトリー)を作成したという内容です。
※ここでWin SCP側を更新すると開いていた/home の直下にpwserverというフォルダーが追加されています。
無事Tera Termで作業が進んでいることを目視することができます。
フォルダーが作成された後に、パスワードの設定を求められます。
新しいパスワード:
新しいパシワードを再入力:
任意のパスワードを入力するとパスワードの再入力が求められます。
※パスワードは入力しても画面上表示されないので、そのまま任意のパスワードを設定しましょう。
パスワードを設定すると
フルネーム/部屋番号/職場電話番号/自宅電話番号/その他
と表示されますが、特に設定が必要なければENTERで飛ばして大丈夫です。
作業したいディレクトリーにアカウントを変更
※suコマンドは、ユーザーを変更する(スーパーユーザーになる)コマンド
root → pwserverへ変更のコマンドとなります。
Palworldサーバーのセットアップ
LinuxGSMのインストールスクリプトをダウンロードし、実行してPalworldサーバーをセットアップしていきます。
Palworldサーバーデータをインストール
前述で指定したURLからダウンロードしてきたパルワールドのサーバーデータをインストールします。
インストールを開始すると先に進めるかどうか問われるので「Y」で進めます。
全てのファイルのインストールには約10分程度かかりますので、このような画面では気長にまちましょう。
全てのファイルがインストール完了すると、インストール成功とでて「Y」で完了致します。
これでパルワールドのインストール作業は完了です。
サーバー基本コマンド
サーバーの起動 / ストップ / サーバーの詳細状態を確認するコマンドが下記の通りとなります。
サーバースタート
サーバーリスタート
サーバーストップ
サーバー詳細の確認
サーバー詳細では、下記の表示を確認します。
Status=「STARTED」になっていればサーバーが立ち上がっている状態です。
STOPになっている場合はスタートコマンドでサーバーを起動させます。
ゲーム起動画面の確認
専用サーバーからIPアドレスを入力して接続をします。
接続時は借りたIPアドレス : 8211を入力して接続いたしましょう。
無事ログインが完了です。
まとめ
Linuxと聞いただけで、拒否反応が起きてしまう方もいるかと思いますが、手順に沿ってコピペで作業を行えば簡単にサーバーの構築が可能です。
現在パルワールドでは色々な方法でサーバーを構築する方法が多々あると思いますが、Linux GSMを元にサーバーを構築することで、Modsの導入や自動再起動やバックアップなどもやりやすいのが利点です。
レンタルサーバーを用いることでコストも安く、ネットワーク関連のリスクもご自身のパソコンでサーバーを組んでポート開放をするより安心して利用できるメリットもあります。
使用しなくなったら、サーバーを削除してしまえば費用もかかりませんでので利用したい時だけ契約すればいいと思いますので気軽に利用も可能です。
Linuxiで自分で一からゲームシステムを組むことで、サーバーの仕組みなどを知るきっかけにもなると思います。ぜひご参考ください。