【No One Survived】マルチプレイ専用サーバーの構築方法解説-エックスサーバー
2024.02.10更新
No One Survivedとは
「No One Survived」(ノー・ワン・サバイブド)は、Cat Play StudioによるPCゲームで、オープンワールドで再現された世界で生存を目指すサバイバルシミュレーションゲームです。
ゾンビが出現し、100種類以上の武器やクラフトで生み出せる400種類以上のアイテムを利用して生き延びます。季節変化も発生し、プレイヤー同士で協力しながら生き延びるマルチプレイ要素もあります。
現在、Steamで早期アクセス版が販売されています。プレイ視点はサードパーソンビューを採用し、ソロプレイとオンラインマルチプレイのモードがあります。
PvPモードとPvEモードが備わっているため、本ブログでも人気のPvPのマルチ専用サーバーの構築方法に関して紹介をしていきたいと思います。
管理人オススメのレンタルサーバーであるXserver VPSを利用して「No One Survived」用のサーバーを構築してマルチプレイをするための環境を作ります。
PC版「No One Survived」をプレイするために必要なスペック
– 推奨動作環境
- OS:Windows 10+ (64 bit)
- CPU:Intel Core i5-2400 / AMD FX-8320
- メモリ:16GB RAM
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 1070(8GB)
- DirectX:Version 12
- ストレージ:30GB
エックスサーバーのアカウントを作成する
サーバーを構築する前にアカウントを作成していきます
- 「エックスサーバー VPS(Xserver)とは」
- 国内シェアNo.1の実績を誇るレンタルサーバー『エックスサーバー』が満を持して公開したVPS(仮想専用サーバー)です。
月額830円(税込)から高パフォーマンスのサーバーをレンタル可能で、ゲームのマルチサーバー構築に適しています。
管理人が他社サーバーを利用してきた経験からも圧倒的な安さとハードウェアーのスペックが高い点で超コスパの良いサーバーと思っています。
世界中で評価の高いサーバー用のCPU「AMD EPYC」と高速インタフェース「NVMe」を採用していること、回線速度が10Gbpsで直結していることから大人数のマルチサーバーを構築するには最適なハードを要してます。
アカウント登録に関しては下記のサイトからアクセスして、Xserverの「お申し込み」からアカウントを作成しましょう。
\ CPUもストレージも圧倒的ハイスペック /
❶にメールアドレス
❷パスワード
❸登録区分
❹名前 / フリガナ
❺住所 / 電話番号
個人情報の取り扱いを確認してチェックを入れて「次へ進む」ボタンを押してください。
アカウント情報の登録が完了したら登録のメールアドレスに「確認コード」が送付されるので認証を行います。
サーバーをレンタル契約する
それでは作成したアカウントで早速サーバーを構築していきます!!
エックスサーバー の申込み画面で次のような手順で進めていきます。
①サーバーの種類を「Windowsサーバーの申込み」を選択
②サーバー名は任意の名前を入力 例)nosserver
③プランは「8GB以上推奨」※マルチサーバーの場合参加人数次第で容量を上げることを推奨します
④契約期間は任意の期間を選択
※利用期間が1か月に満たない月の料金は日割りで計算となります。<利用規約より参照>
⑤OSは「Windows Server for Remote Desktop」の「2022 Detacenter Edition」を選択
※最新のverを選んでおいてください。
⑥「リモートデスクトップSAL」を1個
個人情報の取り扱いを確認してチェックを入れて「次へ進む」ボタンを押してください。
⑦Administratorパスワードを任意で入力
利用規約を確認して「お申し込み内容を確認する」を押して進みます。
サーバーの申込み確認を行い「お支払いへ進む」で進みます。
レンタルしたサーバーの確認
Windows serverをレンタルすると、画像のように「サーバー設定中」となります。
設定が完了するまで数十分待ちましょう。
※始めて契約された際に「サーバー設定中」から中々変更がない場合下記のようなメールが届く場合があります。
その際はサポートに手間ではあるが連絡してみましょう。
私は夜中22時ごろに問い合わせて24時ごろに設定が完了しました。
設定設定が完了すると表示は下記画像の通りになります。
これでレンタルは完了です。
No One Survivedのマルチサーバーを構築する
サーバー構築するにあたっては、基本はNo One Survivedの公式で公開されているサーバー構築方法となります。
レンタルサーバーを利用しているか、ローカルサーバーを利用しているかの違いです。
日本語訳した上でやり方を本記事では解説してますが、公式を確認したい方は下記のURLからご確認ください。
Deployment instructions for Windows Server dedicated server
https://store.steampowered.com/news/app/1963370/view/3673285758055384940
「リモートデスクトップ接続」アプリを利用してレンタルサーバーへアクセス
契約したエックスサーバーのWindowsサーバーに接続するために「リモートデスクトップ接続アプリ」を起動します。
「Windows Server for Remote Desktop」を契約した際に1個レンタルした「リモートデスクトップSAL」のライセンスを利用いたします。
Windowsの検索画面から「リモートデスクトップ接続」を開いてください。
そうすると下記のような画面が開きます。
コンピューター(C)の部分ににはエックスサーバーで借りたIPアドレスを入力して接続します。
次のような認証画面が表示されますので、「その他」をクリック後「別のアカウントを使用する」をクリックします。
ユーザーID(Administrator)とパスワード(エックスサーバー契約時のパスワード)を入力して「OK」ボタンで進みます。
すると下記のように自身のパソコンのデスクトップ画面にリモートアクセスして、レンタルしたWindows serverが開きます。
サーバーへSteamCMDのダウンロードとゲームのインストール
接続しているWindowsサーバー上からWEBブラウザを起動して、SteamCMDのダウンロードをします。
サーバー上にあるGoogle chomeを開いて、コピーしたURLを開くとファイルがダウンロードされます
ダウンロードしたsteamCMDをコンソール画面で解凍します
起動したSteamモード上で匿名ユーザ(anonymous)としてログインし、No One Survived用サーバープログラムをインストールします。
下記を順番に入力していきます。
2番目のforce_install_dir “C:\nos_server”を入力すると”Please use force_install_dir before logon!“と表示されてもそのまま次に進みましょう。
Steam > login anonymous
Steam > force_install_dir “C:\nos_server”
Steam > app_update 2329680 validate
Steam > exit
インストールできましたらSteamCMDを終了します。
No One Survived用サーバープログラムは、Windows serverのローカルディスク”C:\nos_server”としてフォルダにインストールされました。
サーバーにインストールしておくソフト
その他にサーバーを起動させるのに下記のソフトもインストールしておきましょう。
- DirectXエンドユーザーランタイム
- DirectXエンドユーザーランタイムとは、Windows10でゲームや動画、音楽などのマルチメディア用のソフトを処理するために必要なプログラム
Download DirectX エンドユーザー ランタイム from Official Microsoft Download Center
- Visual C++ Redistributable 2015-202 X64をダウンロード
- visual studio という開発ツールで作成されたアプリケーションを動かすもの
https://aka.ms/vs/17/release/vc_redist.x64.exe
No One Survivedサーバーの起動
サーバーの起動前にゲーム設定の変更を行います。
ゲームの設定変更
「C:\nos_server\WRSH\Saved\Config\WindowsServer\Game.ini」の[ServerSetting]を開きます。
開くとデフォルトは下記のようになっていますので、お好みのサーバー設定へ変更
[ServerSetting] | 意味 |
---|---|
SaveName | デフォルトでロードされるアーカイブを示す |
ServerName | 検索されるサーバーの名前 |
NeedPassword | True はサーバーにパスワードが必要であることを示し False は必要がないことを示す |
Password | サーバーにアクセスするために必要なパスワード |
MaxPlayers | 最大プレイ人数 (2-50) |
NumOfZombie Spawn | 生成されるゾンビの数 (25-100) |
Region | サーバーの地域設定。All は非登録地域、AF はアフリカ、AS はアジア、EU はヨーロッパ、NA は北アメリカ、OC はオセアニア、SA は南アメリカを示す |
AdminPassword | サーバー管理者のパスワード |
[GameSettings] | 意味 |
---|---|
ZombieAttack | フェラルを開始するかどうか |
GiftBagForNovices | 初心者向けのギフトパッケージを利用するかどうか |
Zombie Attack Day | フェラルの攻撃の日数(1-30) |
Attack ZombieNum | フェラルの攻撃規模(1-5) |
ZombieNum | マップ上でのゾンビの数(1-3) |
RunZombiePercent | 走るゾンビの割合(0.0-1.0) |
ZombieStreng | ゾンビの強さ(0-3) |
YearDay | 1年間 |
PermanentDead | 死亡時のパラメータ初期化ONにするかどうか |
MaterialNum | 素材の量(0-3) |
ItemSpawn | 素材の再生成日 |
VirusFatalyRate | ウイルスの致死率(0.0-1.0) |
NPCItemSpawn | 商人のアイテム再生成日 |
PVP | FalseはPVEモードを、TrueはPVPモードを示します。 |
2023年3月現在PvPモードを利用すると、MAPは利用できません。これは開発者曰く仕様です。
PvEモードを利用するとMAP利用ができますが、各プレイヤーの位置が確認できます。
※現在のゲーム仕様だとMAPにプレイヤーの場所がわかってしまう関係でPvPはMAP利用ができなくなってるようですね。
ゲームの設定を変更するたびに、サーバーを再起動する必要があります。
ファイアウォールのポート開放
レンタルしたWindowsサーバーは初期状態の設定だとファイアーウォールでブロックされている状態なので、大多数の方がアクセスできない状態です。
そのためにはファイアウォールを開放して、アクセルできるようにする必要があるので「ポート開放」をします。
サーバー起動時に指定したUDP 7777 , 27015番ポートを開放しておく必要があります。
ファイアウォール設定画面(Windows Defender ファイアウォール)を起動し、左メニューにある「詳細設定」をクリックします。
次に、「受信の規則」をクリック後、「新しい規則」をクリック
次の規則の種類の設定画面にて、「ポート」を選択
プロトコルおよびポートの設定画面にて、許可するプロトコル(UDP)を選択します。そして、「特定のローカルポート」を選択後、その隣の入力欄に許可するポート番号(7777, 27015)を入力
「接続を許可する」を選択
プロファイルの設定画面は次へ進み、名前をつけて完了となります。
以上でサーバーの設定は完了です。
サーバーの起動方法
サーバーを起動するには、C:\nos_serverのフォルダーも中にある「NoOneSurvivedServerStart.exe」をダブルクリックで起動します。
サーバー起動させるとが画面上で下記のようなプログラムが走り、「ServerCreate」という文言がでてきたら、基本的にはサーバーが作成されてます。
もしも「CreateServer」という文字ではなく赤文字で最後止まってしまっていたらエラーの可能性がありますので、Windows server事態を一度再起動するなどして試してみてください。
私自身は一度それでエラーがでましたが、再起動後サーバーが構築されました。
サーバーの再起動は通常のPCと同様に再起動するか、またはエックスサーバーのVPSパネルから「電源操作」のプルダウンで再起動を選択してあげてください。
マルチプレイでゲームを起動
「No One Survived」を起動し、起動画面にて「マルチプレイヤーゲーム」を選択
「プライベートサーバー」を選択
サーバー名を検索して参加する。
マルチサーバー参加のプレイヤーにも同様に「サーバー名」と「パスワード」を教えてサーバーへ接続してもらえば、無事マルチサーバーの構築が完了となります。
まとめ
「No One Survived」はまだアーリーアクセスで、公式側でアップデートプランもあるそうです。
そのため、随時設定方法の項目なども追加されていく可能性があります。
現状エックスサーバーを利用すれば、高スペックハイスピードのレンタルサーバーを借りることが可能です。
比較的カンタンに構築が可能な為、ぜひ試してみてください。
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